仕事納めしたので、さっくり振り返りをしていく。今年はリモートワーク率99%ぐらいで、環境変化がすごい1年だった。

今年、大きかった出来事

  • ヒューマンリソース部(人事部)所属になった
  • リモートワークハンドブックを世の中に出した
  • 個人事業主になった
  • fukabori.fm を継続して続けられていた
  • 外部発表
  • その他

ヒューマンリソース部(人事部)所属になった

2020/4/1から異動した。これまで開発系にしかいなかったので、だいぶ環境を変えられたと思う。

良かったこととして、だいぶ視野が広がって、複数の視点から見えるようになったことがある。エンジニアをしていると、どうしてもエンジニア軸でものを考えがちだが、別の立場からすると、別の捉え方ができるようになる。制度的な面とか、プロセス的な面でなぜこうなっているのか・どういう議論が進むのか・どういう組織と話す必要があるのか、といった点の解像度が上がった。

実際にやっていたことの1つとして、異動後に部内からの情報発信を増やすようにした点がある。人事系の情報は、全社員に影響することが多く、重要な変更などについては、なるべく丁寧に発信したほうが、従業員満足度が上がると考えたため。発信としては、単に社内ブログ的な場所に投稿するだけではなく、動画形式で発信するようにした。テキストでのコミュニケーションのみではなく、顔や声色のトーンが見える動画は非常に強いと思う。音声だけ聞きたいという場合も、別Tabで開きっぱにしておけば良いわけで。

結果的にこれまで音声編集しかやってこなかったけど、動画編集の世界にも手をだせた。ただ沼っぽさがすごいので、ほどほどでいきたいと思う。(ついでに、エンコード時間がかかるので、ツヨツヨマシンの重要性がよくわかった)

結果的に社内の透明性向上に一定の貢献ができた。また、情報を出していくのが良い、という文化面・マインド面についてもインパクトがあったと思う。

なお、異動後大変だったのは、4月時点でデフォルトリモートワーク状態に投入していたので、コミュニケーション+信頼関係の構築という点だったともう。リモートでのオンボーディング・チームビルディングの大事さをみをもって体験した。(そのやり方などは、来年度に出したい)

リモートワークハンドブックを世の中に出した

本業関連でもう1つ。

コロナウィルスに流行に伴い、一気にリモートワーク率が上がった。リモートワークには上手いやり方いくつかあり、それを展開すべきだと思ったので、まず社内向けにリモートワークの良い方法をまとめたリモートワークハンドブックという資料を出した。

これが非常に好評だったので、有志メンバの協力をいただいてリモートワークハンドブックを世の中に公開できた。(こちらも結果的にかなり好評だった)

特に、1人でもリモートなら全員リモートのように振る舞う、という点は鉄板のプラクティスだと思う。コミュニケーションの工夫は永遠に伸びしろがあると思う。

なお、リモートワークの工夫はこのハンドブックだけじゃなくて、他にも色々やってるので、その辺りふまえてDevelopers Summit 2021で紹介予定。

個人事業主になった

これはプライベート関連でもっとも大きかった出来事の1つ。今年から、個人事業主になった。いくつかの企業のお手伝いしており、わかりやすいアウトプットとして、株式会社PitPa様の エンジニアトーク「ROLE MODEL」 のホストを務めさせていただいている。

(もし、何かお手伝いを依頼してみたい、などあればページ下部のEmailやTwitter DMにてご連絡ください。)

大学の非常勤講師になった

副業関連でもあるけど、恩師からの打診を受けて、大学の非常勤講師になった。

モバイルプログラミングの授業を担当しており、今年はProgressive Web Appベースの内容にしている。PWAを作るためには事前にJavaScriptに習熟する必要があり、授業前半はJSを集中して伝えている。

人事系の部署に異動してから、本業でコードを書く機会が減ったのだけど、授業でコードを書く機会が一定数確保できているのは非常に良かった。もし来年以降も続けられるなら、毎年テーマを色々と変えてみても良いかな、と思っている。

fukabori.fmを継続して続けられていた

年12エピソード目標に対して16本出せているので、今年は達成した。 来年度も無理ない範囲で、12本目標でやっていこうと思う。バタっと更新がずっと止まるよりは月1ペースで。

なお、一番大変なのはゲスト探しで、その次が収録準備。 ゲストに聞きたいテーマ・コンテンツを調査・考える時間がかなり必要で連発は難しいため。

その他、ランニングコストの赤字分ぐらいを回収するために、収益化をしていきたい。(年末年始で時間あれば)

外部発表

エンタープライズアジャイル勉強会に読んでいただき、歴史ある会社・組織で、VUCA時代に対応できるプロダクト作りをするための課題と対応方法とはというテーマで講演した。

Twitterなどでも割と反響をいただけてよかった。スライド中に書いた「(今いる企業で)何を成し遂げますか?」というは今年、よく考えている問いで、常に考えていきたいと思う。人生長いようで短い。

来年はすでにRSGT2021とDevelopers Summitがみえているので、そこで良いメッセージが届けられるように頑張りたい。

来年以降

細かいものいくつか。

人事系の部署にたぶん、すごい長い期間在籍するわけじゃないんだろうな、という気がしている。本業はエンジニア軸だし、そちらのキャリアになるんだろうと思う。その意味で、次の立ち位置で何をやっていくか、というのは来年途中から仕込んでおかねばな、と思う。

個人OKRというわけじゃないが、立てた目標についてのKRで定量化していきたい。fukaboriあたりはKPIツリーなど考えても良いかもしれない。(練習になりそう)

これまでの実績から、かもしれないが、割とMCやファシリテーターを任せてもらえるケースがある。個人的には全然上手いと思ってなくて、特にワークショップ周りのファシリテーション技術をあげたいと痛切に思う。

という面ふまえて、来年の目標・抱負は別途、書こう。