2015年の振り返りと2016年に向けて
2015年の技術絡みの振り返りをしつつ、2016年にやりたいことをまとめておこうと思う。
開催(共催)したもの
昨年から@Tukimikageさんと共同で主催しているイベントを引き続き開催できている。だいたい2-3ヶ月に1回で結構良いペースだと思っている。特に最後にWebRTC Meetup Japanでは、TPAC&IETFに来ているWebRTC業界のリーダ的な人にトークしてもらえたりして最高だったし、日本のWebRTCの取組みが認知されたのも良かった。 2016年もWebRTC Meetup Tokyoを同じぐらいのペースでやれたらベスト。
- 2015/1 WebRTC Meetup Tokyo#6
- 2015/3 WebRTC Meetup Tokyo#7
- 2015/6 WebRTC Meetup Tokyo#8
- 2015/8 WebRTC Meetup Tokyo#9
- 2015/11 WebRTC Meetup Japan
- 社内勉強会 x 約15回
外部で登壇したもの(計12回)
主催しているイベントに加え、初めて大きなイベントに登壇した年だった。July Tech Festa 2015や夏サミで講演させていただいたのは本当に貴重な経験だった。特に夏サミの資料はかなりバズったおかげで、しばらく時間が経ったあとも「資料みました」的なことをお声をいただいたし、日本の企業でもっともっとソフトウェアの内製開発が増えれば良いと思ってる。
- 2015/1 WebRTC is secure, or not secure?@WebRTC Meetup Tokyo#6
- 2015/1 マイクロサービスアーキテクチャ@みんなで構築・運用の話をしよう
- 2015/2 WebRTC概要@Fusion Asteriskセミナー
- 2015/3 SDP for WebRTC@WebRTC Meetup Tokyo #7
- 2015/6 WebRTCのICE@WebRTC Meetup Tokyo #8
- 2015/7 ⼤企業で実現するイマドキの内製開発@Developer Summit 2015 Summer
- 2015/7 ChefからAnsibleへ引っ越したい人のためのAnsible入門@JulyTechFesta2015
- 2015/9 WebRTCのセッションオーナ@次世代Webカンファレンス
- 2015/10 社内勉強会を継続成長させる方法@メタ勉強会 ~ 社内勉強会うまくいってる?~
- 2015/11 Extreme Testing of WebRTC Applications@WebRTC Meetup Japan
- 2015/11 某グループ勉強会
- 2015/12 TPAC WebRTC WG 最新レポート@2015年度 第2回 W3C 日本会員会議
翻訳したもの
WebRTC系中心にいくつかのドキュメントを和訳した。 RFCも個人的に和訳していて、これは仕事の時間を使っているのもあるので公開できてない。
- IETF RFC ICE/TURN/STUN ことはじめ
- WhatsAppはWebRTCを使ってる?キャプチャから解析してみた!
- 2015年 第4四半期のWebRTC標準化アップデート
- コードレビューについて
- WebRTCセキュリティレポート // 翻訳だけじゃなくて監修的なこともしている
聴講者として参加したもの
有償セミナーやカンファレンスに色々と参加させてもらった。上期に出たエバンジェリスト養成講座は、プレゼンに関する考え方がだいぶ変わって、凄く価値があるセミナーだった。ただし、習得するには相当な練習が必要で、まだまだ全然できてないのでいまでも、当時書いたまとめは定期的に見なおしている。
W3C TPACやIETFは、これまた衝撃的な出来事だった。標準化(or 仕様)が策定されていくのを目の当たりにして、是非自分も発言してコミットしてみたい、と感じた。ただし、議論にガチで参加するには凄まじい英語力が必要で(例えば、ekrと議論できないといけない)、技術的なもの以上に障壁があると感じたのも事実。英語、特にリスニングは2016年も強化していきたい。英語は何よりも、継続的に続けるのが一番大事で、同時にそれが最も難しい。
- 2015/5 エバンジェリスト養成講座
- 2015/10 Velocity 2015 NY
- 2015/10 W3C TPAC 2015
- 2015/11 IETF 94th
書籍とか
それなりにたくさん読んだけど、今年新しく買ったものよりも、昔に買った書籍に戻って読んでいて「アジャイルプラクティス」とか、「TeamGeek」とかを何度も読んでる。
試験もの
TOEIC S/Wを初受験した。Speakingが低めにでて実力通りだと思う。 受験後に、あんまり成長した実感はないけど、仕事で多少は英語を使っているので、ベンチマークとして2016年も受けたい。
- 2015/3 TOEIC(Speaking/Writing) => Total:330(S:140/W:190)
その他、全体をまとめて
(その他と言いつつかなり大事なことだけど)2015年は、自分のロールモデル的な人が見つかった年だった。 やりたいことがいくつかあるけど、このキャリアパス・仕事を進めたら間違いなく面白いと考えていて、しばらくはその道で進もうと思う。 もう一つ標準化系でがんばる、っていう選択肢もあったんだけど、これは先送りする。2016年はやらない。
仕事の立ち位置も、ガッツリコードを書ける立場から、少しだけマネジメントよりにシフトしてきている。 今の会社にいる前提&内製してくれる若者が増える前提で考えると、 そういう若者が働きやすい環境を作るのが将来の仕事なんだろうなぁ、と思ったりしている。
コーディングする時間はある程度とれていたけど、全然足りないと考えている。 GitHub(GHE含む)の草の生えっぷりを見るとまだまだな感じ。 今年こそはJavaScriptを、と毎年思ってるけど、時間的&優先度的&役割的に仕事でやるのは辛そう。 コードは書くけど、JS以外のコードだろうなぁ。おそらく自動化系とか。 技術的には、クラウド系・自動化系を中心に手を動かしていく。
WebRTCはまだまだ関わり続けると思うので、先端を追っかけたいし、 まだまだ知らない内部の動作も勉強したい。(NATを本当に意識した、UDPホールパンチングを本当に理解したのとか2016年になってからなので) WebRTCで言えば、ものすごい書きかけの電子書籍も2016年は仕上げたい。
講演ものに関しては2月に早速、山場が来る。WebRTC Conference JapanとDevelopers Summit 2016に登壇するので、きっちり準備していきたい。 講演するときの資料作成時間とかが結構大変なので、2016年は半分ぐらいに減らして年間6本ぐらいにする予定。(ちょっとした社内勉強会での講演は除く)
最後にだいぶ話しが飛んで、gh-pagesに独自ドメインをあててホスティングしているこのブログだけど、 このままだとhttpsが使えないので、どこかに引っ越そうか考え中。